ホテル御曹司は虐げられ令嬢に生涯の愛を誓う

「沙凪ちゃん、今どんな痛みがきてる?」

「お腹の下が少し痛いかな。我慢ができる痛さなんだけど」

「じゃ、家に戻ろう」

そう言われて公園から家に戻ってきた。私は少し休もうと横になろうとしたら股から勢いよく水が出てきた。

「亜実さん、これって!」

「沙凪ちゃん、大丈夫よ。落ち着いて」

驚いた私に亜実さんはいつも通りで、痛みはさっきと変わらない私は亜実さんの指示で荷物を持って病院へ行くことになった。

「沙凪ちゃん、今のうちに旦那さんに連絡はしといてね」

そうだ、翔くんは一昨日から出張で家を空けている。

翔くんはもともと海への出張のはずだったが、私とお腹の子がいつ産まれてきてもいいように国内での出張をお義父さんから提案をされた。と、話を聞いていた。
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