隣の男の子たちは私を困らせる。
「…なぁ、歓迎会って何の話だ?」
「え、とあぴ知らないの?今日あゆむんの歓迎会しよーねって言ったじゃん」
「俺その話聞いてないんだけど」
「あ、言うん忘れてた!」
「「「……。」」」
へへっと智成くんが舌を出して笑ったのが気に入らなかったんだと思う、げしっと背中に蹴りを入れられてた。
「智成はそうゆうとこがある!いっつも連絡はちゃんとしろって言ってるだろ!」
「でもなくなったから言わへんでも一緒やん、それとも仲間外れにされたみたいで嫌やった?」
「そうじゃないだろ!そんなこと思うか、子供じゃないんだから!」
「そーやって智成につっかるとこが子供だよとあぴ~」
いや、もう本当に次から次へと…
なんかコレって…
「ふふっ」
飽きないね。
「あ、あゆむん笑った!」
「笑うと可愛いな、歩夢ちゃん」
「またそうやってテキトーなこと言って口説くつもりだろ」
「口説いてないわ!本音や!!」
ちょっと言ったらいっぱい返って来るんだもん。
賑やかで騒がしくて、これなら寂しくないかもしれない…
なんてね。
そう思っちゃったんだ。
もしかしてこの先、楽しくなるんじゃないかって…
思っちゃったの。
「あ、そういえばお前名前は?」
「えっ、私!?」
「とあぴまだ知らなかったの?」
そっか、私も知らないけどそっちも知らなかったよね!?まだ言ってなかったもんね…
「三森歩夢、です」
顔を見上げる、目が合うように。
「俺は佐々木斗空」
佐々木斗空…
ふーん、斗空ね。
出会いは最悪だったし、ありえないってむかついたけど…
かすかに笑った顔はちょっと胸に刺さった、何かが。
「あゆむん、もう寝るのー?」
「あ、うん!寝ようと思ってたとこだけどっ」
「ちゃんと髪の毛は乾かした方がいいよ痛むから!」
ぐっと近付いて圧をかけるみたいに言われた。
キラキラが眩しい…っ
「それがドライヤーどこに入れたかわかんなくて」
「ボクの貸してあげる!待ってて、持って来るから!」
さっちゃんが部屋に戻って行く、頭を掻きながら智成くんもドアを開けた。
「ほな、オレも寝るかな~。おやすみ~」
バタン、バタンとドアが閉まる。
私もドライヤー借りたら寝ようかな、今ならちゃんと寝れる気がするし。
両手を上げてふぅーと背伸びをした。
「歩夢!」
え、今名前呼び捨てした?
「な、なに?」
「今度なんかあったら俺に言えよ」
「え?」
「おやすみ」
「…おやすみなさい」
バタンッと閉められた青色のドア、ただ見つめるしかできなくて。
「……え?」
次から次へとやっぱりわかんない。
胸の奥が音を出した。
…ねぇ、ドキッ?
ってなに!?
「え、とあぴ知らないの?今日あゆむんの歓迎会しよーねって言ったじゃん」
「俺その話聞いてないんだけど」
「あ、言うん忘れてた!」
「「「……。」」」
へへっと智成くんが舌を出して笑ったのが気に入らなかったんだと思う、げしっと背中に蹴りを入れられてた。
「智成はそうゆうとこがある!いっつも連絡はちゃんとしろって言ってるだろ!」
「でもなくなったから言わへんでも一緒やん、それとも仲間外れにされたみたいで嫌やった?」
「そうじゃないだろ!そんなこと思うか、子供じゃないんだから!」
「そーやって智成につっかるとこが子供だよとあぴ~」
いや、もう本当に次から次へと…
なんかコレって…
「ふふっ」
飽きないね。
「あ、あゆむん笑った!」
「笑うと可愛いな、歩夢ちゃん」
「またそうやってテキトーなこと言って口説くつもりだろ」
「口説いてないわ!本音や!!」
ちょっと言ったらいっぱい返って来るんだもん。
賑やかで騒がしくて、これなら寂しくないかもしれない…
なんてね。
そう思っちゃったんだ。
もしかしてこの先、楽しくなるんじゃないかって…
思っちゃったの。
「あ、そういえばお前名前は?」
「えっ、私!?」
「とあぴまだ知らなかったの?」
そっか、私も知らないけどそっちも知らなかったよね!?まだ言ってなかったもんね…
「三森歩夢、です」
顔を見上げる、目が合うように。
「俺は佐々木斗空」
佐々木斗空…
ふーん、斗空ね。
出会いは最悪だったし、ありえないってむかついたけど…
かすかに笑った顔はちょっと胸に刺さった、何かが。
「あゆむん、もう寝るのー?」
「あ、うん!寝ようと思ってたとこだけどっ」
「ちゃんと髪の毛は乾かした方がいいよ痛むから!」
ぐっと近付いて圧をかけるみたいに言われた。
キラキラが眩しい…っ
「それがドライヤーどこに入れたかわかんなくて」
「ボクの貸してあげる!待ってて、持って来るから!」
さっちゃんが部屋に戻って行く、頭を掻きながら智成くんもドアを開けた。
「ほな、オレも寝るかな~。おやすみ~」
バタン、バタンとドアが閉まる。
私もドライヤー借りたら寝ようかな、今ならちゃんと寝れる気がするし。
両手を上げてふぅーと背伸びをした。
「歩夢!」
え、今名前呼び捨てした?
「な、なに?」
「今度なんかあったら俺に言えよ」
「え?」
「おやすみ」
「…おやすみなさい」
バタンッと閉められた青色のドア、ただ見つめるしかできなくて。
「……え?」
次から次へとやっぱりわかんない。
胸の奥が音を出した。
…ねぇ、ドキッ?
ってなに!?