隣の男の子たちは私を困らせる。
「ねぇねぇトランプしよーよ~!」
さっちゃんが持って来ていたトランプを取り出した。
「壮太郎トランプ好きやな、ほんま」
いつもみんなでやってるのかな?そんな口ぶりだった。
「ババ抜きね!あゆむん、ルールわかるよね?」
「うん、ババ抜きはわかる」
「じゃあ配るから!」
サササーッと手際よくトランプを配っていく、やっぱみんなでよくやってるんだなって思うような手つきだった。
「罰ゲームは休みの日のご飯作るのね!」
「毎回それやん!」
智成くんはとりあえずなんでも突っ込んでリアクションしてくれて、大きな声が食堂の外まで聞こえてると思う。
この臨時寮の食堂は主に休みの日に使う場所らしい、さっちゃんが教えてくれた。全寮制の学校、平日は学校の食堂で朝昼夕って三食出るんだけど休日は選択できるんだって。
休日は寮のキッチンを使って自分たちで作ってもいい、でも普通に食堂でご飯が出るからたぶんみんなそっちのが多いと思うけどね。めんどくさいし。
だけど…
「ここのみんなで食べるご飯も楽しいじゃん!」
うん、それは楽しそう。さっちゃんとはクラスも違うから学校じゃ会うこと少なそうだもんね。
「あゆむん、あゆむん」
「ん、なぁに?」
「智成の顔見てて、智成めっちゃおもしろいから!」
ニヤニヤしながらさっちゃんの言われた通り智成くんの方を見た。
私が智成くんのカードを引くターン、顔見ててってどーゆうことだろ?
「持ってるカード順番に触ってみて」
こそっと耳元で教えてくれたことを試すようにカードを順番に触って…
「……。」
「ね、わかりやすいでしょ?」
ふふふふってさっちゃんが笑ってる。もうおもしろくてしょーがないって感じで。
「なんやねん壮太郎!何がおもろいねん!」
おもしろい、たぶんこれがジョーカーなんだね。触るたびに瞬きが増えるから。
私まで笑っちゃった。
「なんで歩夢ちゃんまで笑うねん!」
しかも本人気付いてないんだこの現象!
えーじゃあこれ余裕じゃん、絶対勝つじゃん。毎回こうして智成くんがご飯作ってるのかな。
さっちゃんが持って来ていたトランプを取り出した。
「壮太郎トランプ好きやな、ほんま」
いつもみんなでやってるのかな?そんな口ぶりだった。
「ババ抜きね!あゆむん、ルールわかるよね?」
「うん、ババ抜きはわかる」
「じゃあ配るから!」
サササーッと手際よくトランプを配っていく、やっぱみんなでよくやってるんだなって思うような手つきだった。
「罰ゲームは休みの日のご飯作るのね!」
「毎回それやん!」
智成くんはとりあえずなんでも突っ込んでリアクションしてくれて、大きな声が食堂の外まで聞こえてると思う。
この臨時寮の食堂は主に休みの日に使う場所らしい、さっちゃんが教えてくれた。全寮制の学校、平日は学校の食堂で朝昼夕って三食出るんだけど休日は選択できるんだって。
休日は寮のキッチンを使って自分たちで作ってもいい、でも普通に食堂でご飯が出るからたぶんみんなそっちのが多いと思うけどね。めんどくさいし。
だけど…
「ここのみんなで食べるご飯も楽しいじゃん!」
うん、それは楽しそう。さっちゃんとはクラスも違うから学校じゃ会うこと少なそうだもんね。
「あゆむん、あゆむん」
「ん、なぁに?」
「智成の顔見てて、智成めっちゃおもしろいから!」
ニヤニヤしながらさっちゃんの言われた通り智成くんの方を見た。
私が智成くんのカードを引くターン、顔見ててってどーゆうことだろ?
「持ってるカード順番に触ってみて」
こそっと耳元で教えてくれたことを試すようにカードを順番に触って…
「……。」
「ね、わかりやすいでしょ?」
ふふふふってさっちゃんが笑ってる。もうおもしろくてしょーがないって感じで。
「なんやねん壮太郎!何がおもろいねん!」
おもしろい、たぶんこれがジョーカーなんだね。触るたびに瞬きが増えるから。
私まで笑っちゃった。
「なんで歩夢ちゃんまで笑うねん!」
しかも本人気付いてないんだこの現象!
えーじゃあこれ余裕じゃん、絶対勝つじゃん。毎回こうして智成くんがご飯作ってるのかな。