友梨奈さまの言う通り
心の中にはずっと友梨奈の存在が気にかかっていて、とても笑えるような状態ではなかったけれど。

「本当に? なにもないなら、それでいいけれど」
娘の異変を感じ取ったお母さんが、首を傾げながら呟いたのだった。
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