友梨奈さまの言う通り
☆☆☆
翌日早希の元に友梨奈からのメッセージが届いたのはホームルームが始まる前のことだった。
こんなに早い時間にメッセージが届くのは珍しいので、早希はスマホを握りしめたまま棒立ちになってしまった。
「早希、どうかしたの?」
途中で話が途切れてしまったことで、絵里香が心配している。
「ううん。なんでもない。私ちょっとトイレに行ってくるね」
絵里香にそう断ってすぐに教室を出た。
友梨奈からのメッセージの内容は、いますぐ屋上に来いということだった。
すぐに行かなければどうなるかわからないという強迫観念と、今日は友梨奈に決別を言い渡すという大きな目的があった。
正直、決別を言い渡すことができるかどうか、不安は残っている。
翌日早希の元に友梨奈からのメッセージが届いたのはホームルームが始まる前のことだった。
こんなに早い時間にメッセージが届くのは珍しいので、早希はスマホを握りしめたまま棒立ちになってしまった。
「早希、どうかしたの?」
途中で話が途切れてしまったことで、絵里香が心配している。
「ううん。なんでもない。私ちょっとトイレに行ってくるね」
絵里香にそう断ってすぐに教室を出た。
友梨奈からのメッセージの内容は、いますぐ屋上に来いということだった。
すぐに行かなければどうなるかわからないという強迫観念と、今日は友梨奈に決別を言い渡すという大きな目的があった。
正直、決別を言い渡すことができるかどうか、不安は残っている。