友梨奈さまの言う通り
直斗が呟いて小さく舌打ちをした。
詩乃と直斗のふたりは友梨奈に使えながらも自分たちの仲間を増やしたいと思っていたのかもしれない。
友梨奈以上に悔しそうな顔をしている。
「早希、本当にいいの?」
絵里香に聞かれて早希は大きく頷いた。
「もう決めたことだよ。こんな風に大切な人を巻き込んでしまうくらいなら、病気を持っていた方がマシだってやっと気がついたから」
「お前の病気は私が持っていた間にも悪化してる。戻したときにどうなるか、責任は取らないからな?」
友梨奈からの警告に早希は青ざめながらも「わかってる」と、ハッキリ答えた。
もう覚悟は決めてあるみたいだ。
友梨奈は早希の固い決意を目の前にして軽く舌打ちをすると、早希の手を両手で包み込んだ。
詩乃と直斗のふたりは友梨奈に使えながらも自分たちの仲間を増やしたいと思っていたのかもしれない。
友梨奈以上に悔しそうな顔をしている。
「早希、本当にいいの?」
絵里香に聞かれて早希は大きく頷いた。
「もう決めたことだよ。こんな風に大切な人を巻き込んでしまうくらいなら、病気を持っていた方がマシだってやっと気がついたから」
「お前の病気は私が持っていた間にも悪化してる。戻したときにどうなるか、責任は取らないからな?」
友梨奈からの警告に早希は青ざめながらも「わかってる」と、ハッキリ答えた。
もう覚悟は決めてあるみたいだ。
友梨奈は早希の固い決意を目の前にして軽く舌打ちをすると、早希の手を両手で包み込んだ。