友梨奈さまの言う通り
絵里香がエレベーターへ向けてあるき出したとき、後方から「友梨奈さま」と聞こえた気がして振り向いた。

だけどそこには長い廊下が続いているだけで誰もいない。
気のせい……?

絵里香は再び歩き出す。
その歩調はこころなしか早くなっていた。

屋上で長時間正座させられたときの痛みが戻っくる感覚がした。
「お礼はチョコレートよ」

後方から友梨奈のそんな声が聞こえてきた気がしたけれど、絵里香はもう振り返らなかったのだった。

END
< 167 / 167 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

呪いで恋愛成就します!

総文字数/18,768

恋愛(キケン・ダーク)40ページ

表紙を見る
悪事通報アプリ

総文字数/64,597

ホラー・オカルト170ページ

表紙を見る
悪魔なあなたと結婚させてください!

総文字数/64,014

恋愛(キケン・ダーク)207ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop