友梨奈さまの言う通り
☆☆☆
自室で宿題を片付けていると、早希からメッセージが入っていた。
《早希:さっき病院に行ってきたよ! すっかり良くなってるから、先生びっくりしてた!》
病院で診てもらったところ、肺炎の症状はすっかり消えていたという。
どうしてかは先生もわからず、首をかしげていたそうだ。
《絵里香:明日も学校に来られるの?》
《早希:もちろんだよ! 私、もう病気じゃないんだから》
早希の喜んでいる顔が目に浮かぶようだ。
これで毎日早希と学校に通うことができると思うと、絵里香も嬉しかった。
けれど、どうしても屋上で出会った友梨奈という女子生徒の顔が浮かんできてしまう。
張り付いたような笑顔の裏になにかあるような気がしてならない。
ただ、それがなんなのかはわからなかった。
自室で宿題を片付けていると、早希からメッセージが入っていた。
《早希:さっき病院に行ってきたよ! すっかり良くなってるから、先生びっくりしてた!》
病院で診てもらったところ、肺炎の症状はすっかり消えていたという。
どうしてかは先生もわからず、首をかしげていたそうだ。
《絵里香:明日も学校に来られるの?》
《早希:もちろんだよ! 私、もう病気じゃないんだから》
早希の喜んでいる顔が目に浮かぶようだ。
これで毎日早希と学校に通うことができると思うと、絵里香も嬉しかった。
けれど、どうしても屋上で出会った友梨奈という女子生徒の顔が浮かんできてしまう。
張り付いたような笑顔の裏になにかあるような気がしてならない。
ただ、それがなんなのかはわからなかった。