友梨奈さまの言う通り
「あれだけのことをしてるのに、どうして誰もなにも書き込んでないんだろう」
早希が眉を寄せて考え込む。

ネットの世界ではあらゆる情報が溢れている。

それでもここまで情報が出てこないということは、友梨奈が目を光らせているからかもしれない。

都市伝説としての情報をはそのまま泳がせて置いて、自分にとって不利な情報は削除させる。

友梨奈ならそれくらいのことはしていそうだ。
「それなら私達がなにか書き込んでみようか」

絵里香が中学校の噂が書かれているSNSを表示させて言った。
「それって大丈夫なの?」
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