友梨奈さまの言う通り
☆☆☆
朝の心地いい風が吹き抜けていって絵里香の気持ちは晴れなかった。
体育のバスケで活躍していた早希の姿を思い出すと、胸がギュッと苦しくなる。
早希は本当にバスケ部に入って活躍したかもしれない。
だけど友梨奈がいる限り、それも難しいだろう。
友梨奈に部活は禁止だと言われてしまえば、それまでだ。
悶々とした気持ちを抱えて学校に到着すると、慌てて教室から出ていく早希とバッタリ会った。
「そんなに慌ててどうしたの?」
「実は友梨奈から連絡が来て」
そう言ってメッセージ画面を見せてくる。
《友梨奈さま:今すぐジュースを買って屋上に届けに来い》
「ちょっと、これってどういうこと!?」
「あのふたりに友梨奈さまって登録するように言われて……」
朝の心地いい風が吹き抜けていって絵里香の気持ちは晴れなかった。
体育のバスケで活躍していた早希の姿を思い出すと、胸がギュッと苦しくなる。
早希は本当にバスケ部に入って活躍したかもしれない。
だけど友梨奈がいる限り、それも難しいだろう。
友梨奈に部活は禁止だと言われてしまえば、それまでだ。
悶々とした気持ちを抱えて学校に到着すると、慌てて教室から出ていく早希とバッタリ会った。
「そんなに慌ててどうしたの?」
「実は友梨奈から連絡が来て」
そう言ってメッセージ画面を見せてくる。
《友梨奈さま:今すぐジュースを買って屋上に届けに来い》
「ちょっと、これってどういうこと!?」
「あのふたりに友梨奈さまって登録するように言われて……」