友梨奈さまの言う通り
それだけじゃない。
こんなメッセージを送りつけてくるなんて信じられないことだった。

仮にでも友梨奈は1年生で、早希は2年生なんだ。
こんな命令するメッセージは許せない。

「こんなの無視していいよ」
「でも……」

早希は青ざめてうつむいてしまった。
昨日の恐怖が蘇ってきているんだろう。

だったらなおさら、早希を友梨奈のところへ行かせるわけにはいかない。
「私が変わりに言ってくる。それでこんなことやめるように言う」

「それはやめて!」
早希が絵里香の腕を掴んで引き止めた。

「どうして? こんなことされて悔しくないの?」
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