友梨奈さまの言う通り
☆☆☆
早希の家までは自転車で10分ほどの距離だ。
白い自転車を飛ばして行くと、ちょうど早希が家から出てきたところだった。
「早希!」
自転車を止めて声をかけると早希が驚いた顔を絵里香へ向けた。
「絵里香、どうしてここに?」
「なにかあったんじゃないかと思って、様子を見に来たの」
早希の顔色は良くない。
絵里香の顔を見た瞬間に、泣きそうな表情になった。
「また友梨奈から連絡が来た?」
そう聞くと早希は素直に頷いた。
そしてスマホ画面を見せてくる。
それは今朝7時30分ころに送られてきたメッセージだった。
《友梨奈さま:○○廃墟に来い》
早希の家までは自転車で10分ほどの距離だ。
白い自転車を飛ばして行くと、ちょうど早希が家から出てきたところだった。
「早希!」
自転車を止めて声をかけると早希が驚いた顔を絵里香へ向けた。
「絵里香、どうしてここに?」
「なにかあったんじゃないかと思って、様子を見に来たの」
早希の顔色は良くない。
絵里香の顔を見た瞬間に、泣きそうな表情になった。
「また友梨奈から連絡が来た?」
そう聞くと早希は素直に頷いた。
そしてスマホ画面を見せてくる。
それは今朝7時30分ころに送られてきたメッセージだった。
《友梨奈さま:○○廃墟に来い》