エリート消防士は揺るがぬ熱情で一途愛を貫く~3か月限定の妻なのに愛し囲われました~
艶っぽい声が脳に直接響いて、ドキドキする。美月はゆるゆると首を横に振り、指先にギュッと力を込める。晴馬への気持ちが伝わるように願いながら。
「ううん。晴馬の好きにして――あっ」
熱く滾るものが美月を貫く。頭のてっぺんまでをひと息に走り抜ける快感に、美月は白い喉を反らした。そこを晴馬の舌が這う。彼の手のなかで柔らかな胸が揺れる。
甘く優しく、けれど情熱的な律動に美月はまた高みへとのぼっていく。
「つき、美月」
浅く速くなっていく晴馬の呼吸。彼が自分を求めてくれている事実が嬉しくて、美月もどんどん積極的になった。
「晴馬、キスして」
返事の代わりに唇が落ちてくる。濃密な時間はまるで永遠のよう……。
(信じられないほどに、幸せだ)
宣言どおりにたっぷりと愛したあとも、晴馬は美月を抱き締めたまま離そうとしない。
「やっとつかまえたんだ。離したくない」
美しく鍛えあげられた胸板に頬を寄せ、美月はほほ笑む。
「もう、晴馬が嫌だって言っても離れないよ」
甘え下手な自分も、彼の前では素直になれた。
「俺が嫌だと思うことは百パーセントないな。どんな美月も、絶対に好きになる」
彼がこう言ってくれると知っているからだ。
晴馬の背中に回っていた美月の左手を取って、彼はそっと薬指に唇を寄せる。
「指輪……買わないとな」
「うん。雇われ妻はもう卒業だね」
「本物の奥さんは、なにがあっても卒業させないから」
薬指へのキスが今度は唇へ。彼の腕のなか、美月はこれ以上ない幸福に満たされた。
「ううん。晴馬の好きにして――あっ」
熱く滾るものが美月を貫く。頭のてっぺんまでをひと息に走り抜ける快感に、美月は白い喉を反らした。そこを晴馬の舌が這う。彼の手のなかで柔らかな胸が揺れる。
甘く優しく、けれど情熱的な律動に美月はまた高みへとのぼっていく。
「つき、美月」
浅く速くなっていく晴馬の呼吸。彼が自分を求めてくれている事実が嬉しくて、美月もどんどん積極的になった。
「晴馬、キスして」
返事の代わりに唇が落ちてくる。濃密な時間はまるで永遠のよう……。
(信じられないほどに、幸せだ)
宣言どおりにたっぷりと愛したあとも、晴馬は美月を抱き締めたまま離そうとしない。
「やっとつかまえたんだ。離したくない」
美しく鍛えあげられた胸板に頬を寄せ、美月はほほ笑む。
「もう、晴馬が嫌だって言っても離れないよ」
甘え下手な自分も、彼の前では素直になれた。
「俺が嫌だと思うことは百パーセントないな。どんな美月も、絶対に好きになる」
彼がこう言ってくれると知っているからだ。
晴馬の背中に回っていた美月の左手を取って、彼はそっと薬指に唇を寄せる。
「指輪……買わないとな」
「うん。雇われ妻はもう卒業だね」
「本物の奥さんは、なにがあっても卒業させないから」
薬指へのキスが今度は唇へ。彼の腕のなか、美月はこれ以上ない幸福に満たされた。