エリート消防士は揺るがぬ熱情で一途愛を貫く~3か月限定の妻なのに愛し囲われました~
美月は外食時にはお酒を飲むし、わりと強いほうでもあるが、家での晩酌はほとんどしない。でも、彼は美月が気を使ったと思ったようだ。ふっと苦笑して言う。
「俺に合わせてると飲めない日のほうが多くなるぞ。遠慮せず、美月の好きに暮らしてくれていいから」
「わかった。飲みたい日はそうするね」
晴馬は美月の作ったカレーをひと口食べ、「うまい」とおおげさなほどに喜んでくれる。
「見たらわかると思うけど……料理はあんまり得意じゃなくて。凝ったものじゃなくてごめんね」
「十分すぎるほど、うまいよ。温かいものを食べさせてもらえるだけで最高だし」
大盛りのカレーはあっという間に彼の胃のなかに消えていく。
(おいしそうに食べるなぁ)
「それに」
彼がチラッと美月を見る。
「奥さんの手料理だから。嬉しいに決まってるだろ」
破壊力ありすぎの笑顔に美月の頬は真っ赤に染まった。
「え、や、いやいや。そういうのいいから! おじいさまの前だけで十分だしっ」
動揺を隠しきれない美月を眺めて晴馬はニヤニヤしている。
「もう!」
美月は怒ってプイと顔を背けた。
「ごめん。照れる美月がかわいいから調子にのった。でもさ、じいさんの前でだけ……ってのは結構難しいと思う。あの人、異常に勘が鋭いから。普段から夫婦らしくするように協力してもらえると助かる」
「そ、そうなの?」
「俺に合わせてると飲めない日のほうが多くなるぞ。遠慮せず、美月の好きに暮らしてくれていいから」
「わかった。飲みたい日はそうするね」
晴馬は美月の作ったカレーをひと口食べ、「うまい」とおおげさなほどに喜んでくれる。
「見たらわかると思うけど……料理はあんまり得意じゃなくて。凝ったものじゃなくてごめんね」
「十分すぎるほど、うまいよ。温かいものを食べさせてもらえるだけで最高だし」
大盛りのカレーはあっという間に彼の胃のなかに消えていく。
(おいしそうに食べるなぁ)
「それに」
彼がチラッと美月を見る。
「奥さんの手料理だから。嬉しいに決まってるだろ」
破壊力ありすぎの笑顔に美月の頬は真っ赤に染まった。
「え、や、いやいや。そういうのいいから! おじいさまの前だけで十分だしっ」
動揺を隠しきれない美月を眺めて晴馬はニヤニヤしている。
「もう!」
美月は怒ってプイと顔を背けた。
「ごめん。照れる美月がかわいいから調子にのった。でもさ、じいさんの前でだけ……ってのは結構難しいと思う。あの人、異常に勘が鋭いから。普段から夫婦らしくするように協力してもらえると助かる」
「そ、そうなの?」