雨色DAYS
帰りのホームルームが終わり、教室から続々と人がいなくなっていく。
わたしも帰ろうとしたところ、いきなり大雨が降り出した。
「あちゃー、降ってきちゃったね」
わたしは隣に座っている穂花を見て言った。
「どうする?止むまで待つ?」
「この分だとしばらくやまないと思うよ。わたし今日バイトあるから早く帰らないと。志乃はどうするの?」
「わたしはしばらく経ってから行こうかな。図書室で時間潰してくよ」
「そっか。じゃあまた明日ね」
穂花が帰るのを見送ってからわたしも席を立った。
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