捨てられた聖女の復讐〜みんな大っ嫌い、だからすべて壊してあげる〜
エルネット公爵たちには手紙で知らせたらしい。
二人に直接言うのはうるさくてたまらないと、アシュリーに鬱憤を晴らすように暴言を吐き散らしたらしい。
長年溜め込んだ鬱憤を晴らせてスッキリしたと言っていた。
(……あの二人はキャンキャンと本当に目障りで煩わしい)
だが本音を言えばユイナだけの力だけでは不安だと思っていた。
宰相も「アシュリーは予備で取っておくべきだ」と進言したのにも関わらず、父と母はエルネット公爵と夫人を嫌ってか、アシュリーと関わることを断固拒否したのだ。
それには不安を感じたが、いざとなればアシュリーに命令すればいいと思っていた。
アシュリーは大人しく従うはずだ。
今まであれだけの扱いをしていたのにもかかわらず、王宮に通い続けたのだから。
(今はユイナの力があればいい。ユイナの気持ちさえ繋ぎ止めておけば、俺は安心して王位を継ぐことができる……!)
異世界から来たユイナは、この国の常識やルールをまったく知らない。
「ユイナは異世界からきた聖女なんだ。ユイナしか持っていない特別な力でこの国を救ってくれ」
元の場所に帰りたいと泣いていたユイナは「私にしかできないことならがんばります……!」と、覚悟を決めたようだった。
素直で純粋なユイナはオースティンの言うことを鵜呑みにしてすべて信じてくれた。
そしてユイナに「俺と結婚して欲しい」と告げた。
驚いてはいたが、容姿や立場が役に立ったのかすぐに承諾したのだ。
二人に直接言うのはうるさくてたまらないと、アシュリーに鬱憤を晴らすように暴言を吐き散らしたらしい。
長年溜め込んだ鬱憤を晴らせてスッキリしたと言っていた。
(……あの二人はキャンキャンと本当に目障りで煩わしい)
だが本音を言えばユイナだけの力だけでは不安だと思っていた。
宰相も「アシュリーは予備で取っておくべきだ」と進言したのにも関わらず、父と母はエルネット公爵と夫人を嫌ってか、アシュリーと関わることを断固拒否したのだ。
それには不安を感じたが、いざとなればアシュリーに命令すればいいと思っていた。
アシュリーは大人しく従うはずだ。
今まであれだけの扱いをしていたのにもかかわらず、王宮に通い続けたのだから。
(今はユイナの力があればいい。ユイナの気持ちさえ繋ぎ止めておけば、俺は安心して王位を継ぐことができる……!)
異世界から来たユイナは、この国の常識やルールをまったく知らない。
「ユイナは異世界からきた聖女なんだ。ユイナしか持っていない特別な力でこの国を救ってくれ」
元の場所に帰りたいと泣いていたユイナは「私にしかできないことならがんばります……!」と、覚悟を決めたようだった。
素直で純粋なユイナはオースティンの言うことを鵜呑みにしてすべて信じてくれた。
そしてユイナに「俺と結婚して欲しい」と告げた。
驚いてはいたが、容姿や立場が役に立ったのかすぐに承諾したのだ。