七日目の恋 ダリウスとリセ・改訂版・魔法の恋の行方シリーズ
リセは真っ赤になり、ベッドから跳ね起きるつもりだったが、崩れ落ちてしまった。

その様子をダリウスは見て、特に関心もないように言った。

「疲れているのだろう・・交代まであと、30分ある。
もう少し寝ていろ」

「そ、そ、そーいう訳には、いきませんっ!!」

ベッド脇のサイドテーブルに、
リセの上着とネクタイが置かれていた。

リセは慌てて、それらをつかんでベッドから滑り降りた。
あと、靴は・・・?

「あの・・」

「靴はベッドの脇だ・・」
ダリウスが答えてくれた。

「申し訳ございません!!失礼します!」

リセは靴を手に持って、走って部屋から出て行った。

廊下に出て、膝に手をついて息を整えていると、交代要員の大柄な鬼系・属性・男がエレベーターから出て来た。

「悪いな!リセ・・急な変更で・・」

「特に異常はないです。失礼します!!」
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