七日目の恋 ダリウスとリセ・改訂版・魔法の恋の行方シリーズ
ダリウスは<何をこいつは言っているのか>・・

不思議そうにリセを見ていたが、次の瞬間、爆笑していた。

「おまえ・・そんな事・・心配しているのかぁ!!」

ダリウスはそう言い放つと、
おかしくてたまらないと言うように、机をバンバン叩いた。

それから、壁側に控えている執事や給仕の使用人に向かって、人払いをした。

ダリウスは席を立って、リセの隣の席に座った。

「確かに大事な事だ・・カラダの相性は・・」

まだ、クククと笑いが止まらない。

「確かに・・俺はたくさんの女と関係を持ったが・・
魔女はいなかったからな」

「普通、<魔女です>と言って、関係を持つ魔女はいないと思います・・」

リセは抗議するように言い、
本当にためらい、言いにくそうに

「その、魔女は初めて男性と関係を持つと・・妊娠するのです」

ダリウスがあっけにとられた表情をした。

「妊娠・・・っ?」

「それで、産まれた子どもは、
ぼほ確実に女の子で、魔女ですから」
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