七日目の恋 ダリウスとリセ・改訂版・魔法の恋の行方シリーズ
それでも・・
リセは、使用人にいろいろ指示をしているダリウスの姿を見た。
とても楽しそうに見える。
<もう一人ではない>
ダリウスはそう思っているのだろう。
父親になる気、満々だ。
<マリアージュ>
リセの脳裏にこの言葉が浮かんだ。
まったく異質なものの組み合わせが、新しい世界を生み出す・・・
それは美しい調和や、音色を奏でる。
食堂の窓から、正面玄関のつる薔薇の花が、雪が降るように、咲き乱れているのが見える。
この薔薇の花を見て、ダリウスの母は育ったはずだ。
ダリウスを身ごもった時、笑顔で報告に来ただろう。
同じ薔薇の花を、孫娘が見て育つとしたら、
ダリウスの母は、喜んでくれるだろうか。
そう思った時、
リセの心に、七色の光の輝きが差し込んだ。
おわり
リセは、使用人にいろいろ指示をしているダリウスの姿を見た。
とても楽しそうに見える。
<もう一人ではない>
ダリウスはそう思っているのだろう。
父親になる気、満々だ。
<マリアージュ>
リセの脳裏にこの言葉が浮かんだ。
まったく異質なものの組み合わせが、新しい世界を生み出す・・・
それは美しい調和や、音色を奏でる。
食堂の窓から、正面玄関のつる薔薇の花が、雪が降るように、咲き乱れているのが見える。
この薔薇の花を見て、ダリウスの母は育ったはずだ。
ダリウスを身ごもった時、笑顔で報告に来ただろう。
同じ薔薇の花を、孫娘が見て育つとしたら、
ダリウスの母は、喜んでくれるだろうか。
そう思った時、
リセの心に、七色の光の輝きが差し込んだ。
おわり
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