私を愛してくれた彼は・・・【Epsode-0】
『…もしかして、人見知りですか?』
と聞かれ、コクンと首を縦にぶんぶんと振ってしまった。
『そんな、浮かない顔しないでください。俺で良ければ、会話の練習相手になりますし心の開き方と言う、まほーを掛けてあげます。』
「まっ、まほー?使えるの??」
『心、開いていいなーって人だけにね。じゃないと、怖い目に合っちゃっても怖いでしょ?』
少し、困ったような、笑顔で、言われたのを今でも覚えている。
しかも、智にぃもパパがその光景を見守っていたらしく、パパが通ったときに
『よかったね、みぃ、会話相手と、心の開き方と言うまほー掛けて貰って、パパといっぱいお話しよう!!』
ルンルンで聞いてたらしい。
「…パパ、ともにー、あまりはなせなくて、ごめん、なさい」
少し、落ち込みながら言う私にパパは、私を抱っこし、
『んー?パパが、みぃともっと、お話したいだけだよ。
こまったことあったら、パパやにぃにたち、弘樹に言うんだよ?』
『うん、気にしないでいいよ。これから、少しづつでいいからね?』
頭を撫でられた。