私を愛してくれた彼は・・・【Epsode-0】

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それから、
本当はもっと知りたいとか思い始めちゃってる。
ちょっとだけ分かったのは、人見知りのコミュ症で
笑顔と声が可愛いこと。



うーん、なんか、ちょっとモヤッとするな。



単純に他も、もっと知りたい。




誕生日、血液型、プロフィール、




好き、嫌い、趣味や特技すら知りたくなる、
そう思いつつ教室に行くと椿と心彩が窓際の一番後ろの席でそれを囲むように前に龍平がいて、虎我、小川、駆と言う順番だった。




小さく聞こえた、「チッ」と舌打ち。


え？



え？



今、舌打ちした？



今、この子。



そして、ボソッと。



「絶対、パパの仕業だ…。」



椿が。



「こーら。舌打ちしないの。女の子なんだから。」



そう言って、頭をポンポンと、撫でつつ、慰めていた。



龍平は、クスクスと笑って



「心彩パパ、過保護だからね。」