天才外科医に娶られてママになりましたが、溺愛生活継続中です
妊娠の確率的にはそんなに高い日ではなかったはずだけれど、奇跡的に妊娠することが出来たようだ。
「真衣、本当に?」
「う、うん。本当だよ」
「嬉しくて、まだ信じられない」
翔くんの声が、微かに震えている。
お腹に宿った新しい小さな命のことを心から喜んでくれていることが伝わってきて、私まで泣きそうになった。
普段厳しい表情でメスを握っているであろう翔くんが新しい命が宿ったことで感動しているなんて。
「これからはお腹の子も、真衣のことも瑠愛のことも、今以上に守る」
「うん、ありがとう」
「あぁ、もう。本当幸せ」
そう言った翔くんは、私のことを強く抱きしめた。
私だって同じ気持ちだ。いや、もうそれ以上かも。どんなに忙しい毎日でも、私と瑠愛に注ぐ愛情は変わらない。
そして、翔くんは私のことを〝女性〟として見てくれることを忘れない。そんな翔くんが旦那様で、私は世界一……いや、宇宙一の幸せ者だ。
「よし。これを機に、俺からも一言言わせてもらうとするか……」
「ん?」
「あ、いや。こっちの話し」
そう言った翔くんは、私のおでこにキスを落とした。
翔くんが呟いた『一言言わせてもらう』って、一体どういう意味だろう。
それがわかったのは、その後すぐのことだったーー。
「真衣、本当に?」
「う、うん。本当だよ」
「嬉しくて、まだ信じられない」
翔くんの声が、微かに震えている。
お腹に宿った新しい小さな命のことを心から喜んでくれていることが伝わってきて、私まで泣きそうになった。
普段厳しい表情でメスを握っているであろう翔くんが新しい命が宿ったことで感動しているなんて。
「これからはお腹の子も、真衣のことも瑠愛のことも、今以上に守る」
「うん、ありがとう」
「あぁ、もう。本当幸せ」
そう言った翔くんは、私のことを強く抱きしめた。
私だって同じ気持ちだ。いや、もうそれ以上かも。どんなに忙しい毎日でも、私と瑠愛に注ぐ愛情は変わらない。
そして、翔くんは私のことを〝女性〟として見てくれることを忘れない。そんな翔くんが旦那様で、私は世界一……いや、宇宙一の幸せ者だ。
「よし。これを機に、俺からも一言言わせてもらうとするか……」
「ん?」
「あ、いや。こっちの話し」
そう言った翔くんは、私のおでこにキスを落とした。
翔くんが呟いた『一言言わせてもらう』って、一体どういう意味だろう。
それがわかったのは、その後すぐのことだったーー。