お試しデートは必須科目〜しなけりゃ卒業できません!〜
第十四章 初めての旅行
二人別々の大学生活が始まった。
工藤くんに会えないのは寂しいけれど、大学の講義は面白く、課題に追われながらも毎日が充実している。
サークルも、ちゃんとテニスをするテニスサークルに入り、友達もできた。
工藤くんも、やはり医学部だけあり、講義についていくのは大変そうだ。
とは言え、工藤くんなら大丈夫だと私は確信している。
生活のリズムが掴めた頃、私はアルバイトを始めた。
外国人が多く訪れる観光名所のインフォメーションで、半分日本語、半分は英語で案内をする。
最初は英語での会話に慣れなくて常に緊張していたけれど、そのうちにちょっとした会話をつけ加えて楽しめるようになり、英語で仕事をすることの抵抗もなくなってきた。
最初の試験を終えて夏休みに入ると、私は工藤くんと時間を見つけてデートを重ねる。
遊びにも行くけれど、図書館で一緒に勉強もした。
工藤くんのテキストを横から覗き込み、あまりのグロテスクさに、思わずヒーッ!と仰け反ってしまったり、英語のテキストに没頭するあまり、工藤くんに英語で話しかけてしまったり…
私達は何気ない時間を二人で楽しんでいた。
工藤くんに会えないのは寂しいけれど、大学の講義は面白く、課題に追われながらも毎日が充実している。
サークルも、ちゃんとテニスをするテニスサークルに入り、友達もできた。
工藤くんも、やはり医学部だけあり、講義についていくのは大変そうだ。
とは言え、工藤くんなら大丈夫だと私は確信している。
生活のリズムが掴めた頃、私はアルバイトを始めた。
外国人が多く訪れる観光名所のインフォメーションで、半分日本語、半分は英語で案内をする。
最初は英語での会話に慣れなくて常に緊張していたけれど、そのうちにちょっとした会話をつけ加えて楽しめるようになり、英語で仕事をすることの抵抗もなくなってきた。
最初の試験を終えて夏休みに入ると、私は工藤くんと時間を見つけてデートを重ねる。
遊びにも行くけれど、図書館で一緒に勉強もした。
工藤くんのテキストを横から覗き込み、あまりのグロテスクさに、思わずヒーッ!と仰け反ってしまったり、英語のテキストに没頭するあまり、工藤くんに英語で話しかけてしまったり…
私達は何気ない時間を二人で楽しんでいた。