神様の恋まじない
いつも自信満々ではっきりと大きな字を書くくせに、そこに並んでいた文字はきれいだけどちいさかった。
まるで亮の自信のなさを表しているみたいで……。
ああ、亮もわたしと同じ気持ちなんだって、うれしさと恥ずかしさとで胸がいっぱいになった。
……ということは、わたしと亮は両想いってこと?
うれしい……っ!
きっと、亮もわたしと同じ反応をしているはずだ。
恥ずかしいけれど亮の反応が見たくなって、顔を勢いよくあげた。
けれど——。