愛し愛され愛を知る。【完】
「理仁さん!」
姿を見せた理仁を前に、真彩は勿論朔太郎も安堵の表情を浮かべて駆け寄った。
「大丈夫だったんですか?」
「ああ、特に問題は無かった」
「そうですか、それなら良かったです」
「不安な思いをさせて悪かった。悠真は大丈夫だったか? 寝ているところを起こして不機嫌になったりして……」
「余程眠かったみたいで、ここへ着いてすぐに眠りましたから大丈夫です」
「そうか」
「もう部屋へ戻って問題ない。悠真は俺が運んでやろう」
「ありがとうございます」
「朔、お前は翔の所へ行って仕事を手伝ってこい」
「仕事? 今からっスか?」
「ああ、急ぎの用だ。頼むぞ」
「了解しました! それじゃあ姉さん、お休みなさいっス!」
「あ、うん。朔太郎くん、ありがとね」
理仁に指示された朔太郎は真彩に声を掛けると慌ただしく地下室から出て行くのを見届けると、
「真彩、部屋へ戻るか」
「はい」
熟睡している悠真をそっと抱き上げた理仁も真彩と共に地下室を後にした。
姿を見せた理仁を前に、真彩は勿論朔太郎も安堵の表情を浮かべて駆け寄った。
「大丈夫だったんですか?」
「ああ、特に問題は無かった」
「そうですか、それなら良かったです」
「不安な思いをさせて悪かった。悠真は大丈夫だったか? 寝ているところを起こして不機嫌になったりして……」
「余程眠かったみたいで、ここへ着いてすぐに眠りましたから大丈夫です」
「そうか」
「もう部屋へ戻って問題ない。悠真は俺が運んでやろう」
「ありがとうございます」
「朔、お前は翔の所へ行って仕事を手伝ってこい」
「仕事? 今からっスか?」
「ああ、急ぎの用だ。頼むぞ」
「了解しました! それじゃあ姉さん、お休みなさいっス!」
「あ、うん。朔太郎くん、ありがとね」
理仁に指示された朔太郎は真彩に声を掛けると慌ただしく地下室から出て行くのを見届けると、
「真彩、部屋へ戻るか」
「はい」
熟睡している悠真をそっと抱き上げた理仁も真彩と共に地下室を後にした。