デス・ドール
「どうする? 中に入ってみるか?」
竜二に聞かれて私達は目を見かわせた。
できれば入りたくない。
だけど入らないとこの家とピエロが関係しているのかどうかわからない。
しばらく立ち尽くして考え込んでいると、足音が聞こえてきて私達は振り向いた。
そこにいたのは昨日公園付近を散歩していた老婦人だった。
「あら? あなたたちは……」
相手も昨日のことを思い出したようで、怪訝そうな顔つきになった。
「あなたたち、勝手に空き家に入ろうとしているの?」
近づいてきて咎められ、私は咄嗟に窓から離れた。
「ち、違うんです。これには事情があって……」
慌てて事情を説明しようとすると、竜二が隣に立った。
「もしかしてこの近所の人?」
竜二に聞かれて私達は目を見かわせた。
できれば入りたくない。
だけど入らないとこの家とピエロが関係しているのかどうかわからない。
しばらく立ち尽くして考え込んでいると、足音が聞こえてきて私達は振り向いた。
そこにいたのは昨日公園付近を散歩していた老婦人だった。
「あら? あなたたちは……」
相手も昨日のことを思い出したようで、怪訝そうな顔つきになった。
「あなたたち、勝手に空き家に入ろうとしているの?」
近づいてきて咎められ、私は咄嗟に窓から離れた。
「ち、違うんです。これには事情があって……」
慌てて事情を説明しようとすると、竜二が隣に立った。
「もしかしてこの近所の人?」