デス・ドール
「ピエロを美月ちゃんに合わせてあげたい」
私の言葉に竜二が「でも、どうやって?」と、聞き返してきた。
ピエロは今は無力だけど、いつまた襲ってくるかわからない。
そんな危険なものを持ち運んで老人ホームへ行くには工夫が必要だった。
「それならピエロをカバンに入れて持っていくのはどうだろう?」
健太が提案する。
「カバンの中から逃げ出したりしねぇか?」
「わからない。でもこのタイヤを完全にはずしておけば、走ることはできないから逃げ切ることができる」
健太はそう言うと竜二からマイナスドライバーを受け取り、タイヤの付け根に突き刺した。
それは簡単な構造でピエロの胴体とつながっていたようで、すぐに外すことができた。
タイヤの回転は止まり、ピエロの音楽も止まった。
私の言葉に竜二が「でも、どうやって?」と、聞き返してきた。
ピエロは今は無力だけど、いつまた襲ってくるかわからない。
そんな危険なものを持ち運んで老人ホームへ行くには工夫が必要だった。
「それならピエロをカバンに入れて持っていくのはどうだろう?」
健太が提案する。
「カバンの中から逃げ出したりしねぇか?」
「わからない。でもこのタイヤを完全にはずしておけば、走ることはできないから逃げ切ることができる」
健太はそう言うと竜二からマイナスドライバーを受け取り、タイヤの付け根に突き刺した。
それは簡単な構造でピエロの胴体とつながっていたようで、すぐに外すことができた。
タイヤの回転は止まり、ピエロの音楽も止まった。