デス・ドール
監視カメラ
私と竜二のふたりは今までで最速で掃除を終えてふたりで職員室へ来ていた。
「屋上の鍵は最近誰も使用してないはずだけどなぁ」
まず、担任の先生に屋上の鍵について質問したところ、そんな風に返された。
だけど犯人が生徒だとは限らない。
もしも先生たちの中に犯人がいれば、わざわざ許可を取って屋上の鍵を持ち出すこともないんだ。
「あの、監視カメラの映像を見させてくれませんか?」
「屋上の監視カメラか? どうしてまたそんなことを?」
先生が怪訝そうな顔になる。
「実は今、友達がサッカーボールを割った犯人だって言われてるんです。無実を証明してやりたくて、証拠が必要なんです」
竜二がよどみなく説明するので驚いてしまった。
「屋上の鍵は最近誰も使用してないはずだけどなぁ」
まず、担任の先生に屋上の鍵について質問したところ、そんな風に返された。
だけど犯人が生徒だとは限らない。
もしも先生たちの中に犯人がいれば、わざわざ許可を取って屋上の鍵を持ち出すこともないんだ。
「あの、監視カメラの映像を見させてくれませんか?」
「屋上の監視カメラか? どうしてまたそんなことを?」
先生が怪訝そうな顔になる。
「実は今、友達がサッカーボールを割った犯人だって言われてるんです。無実を証明してやりたくて、証拠が必要なんです」
竜二がよどみなく説明するので驚いてしまった。