デス・ドール
そう言ってソファから立ち上がり、出口へと向かった。
「先生!」

咄嗟にその後を追いかけると、先生が私達を誘導するように相談室の外へ出して部屋の鍵をかけてしまった。

もう話は終わりということなんだろう。
「あまり怖い映画ばかり見ないように」

先生はそう言うと、職員室へ戻っていってしまったのだった。
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