初恋キャンディー
「まどかちゃん。大丈夫?」
小屋を出ると湖の妖精が言いました。
「ありがとう。妖精さん」
「けいたくんのこと、知りたい?」
湖の妖精さんはまどかちゃんにそう聞きました。
「知りたいの・・・。せめて無事にいるかどうかでも・・・」
「こちらへいらっしゃないな・・・まどかちゃん」
そういった妖精はどこか寂しそうな、悲しそうな顔をしていました。
そういってまどかちゃんは妖精のそばに行きました。
「ここをみてごらんなさい」
湖の妖精は湖を指差しました。
まどかちゃんは湖を見ていました。
そこに写ったもの。
それは動物たちと仲良く歩いてるけいたくんでした。
「けいたくん!!」
とっさにまどかちゃんは笑顔になりましたが、けいたくんの異変に気がついたようです。