苦手だったあなたへ
「そうなるよな。そこでなんだが、一緒に海外に4ヶ月だけ住まないか?」
4ヶ月……クラス替えの直後にそこまで抜けるのは学生として痛い致命傷だ。
それに、友達はいないけど学校に行けないのは辛い。
もちろんお母さんとお父さんと離れるのも辛いけど、異国の地で馴染めるかも不安だし正直行きたくない。
「私は残るよ、日本に。一人暮らし、できるでしょ、もう18歳だし。」
そう言うと、お父さんは心配そうな視線を向けてきた。
自分の娘と離れたくないっていうのが本音なんだと思う。
でも海外には行きたくないもの、仕方ない。
「わかった、じゃあ一人暮らしの4ヶ月頑張りなさい。」
お母さんがそう言ってくれて決まった。
まだ高校生でバイトもしてない私は、当然お金なんか稼げるはずもなく。
月々の仕送りを約束してもらい、連絡の頻度も定められた。
とはいえ、自由に過ごせるという期待とワクワクはすごくあった。
「お母さんとお父さんは月曜日の朝に出発するから。ちょうど月葉が出る頃に一緒に出るわ。」
やっぱり、強がってたのかもしれない。
結構1人になるのって心細いな、と思いながら電車に乗った。
学校に着いてからは普通に接して、帰る時も普通だったけど、その後が非常事態だった。
4ヶ月……クラス替えの直後にそこまで抜けるのは学生として痛い致命傷だ。
それに、友達はいないけど学校に行けないのは辛い。
もちろんお母さんとお父さんと離れるのも辛いけど、異国の地で馴染めるかも不安だし正直行きたくない。
「私は残るよ、日本に。一人暮らし、できるでしょ、もう18歳だし。」
そう言うと、お父さんは心配そうな視線を向けてきた。
自分の娘と離れたくないっていうのが本音なんだと思う。
でも海外には行きたくないもの、仕方ない。
「わかった、じゃあ一人暮らしの4ヶ月頑張りなさい。」
お母さんがそう言ってくれて決まった。
まだ高校生でバイトもしてない私は、当然お金なんか稼げるはずもなく。
月々の仕送りを約束してもらい、連絡の頻度も定められた。
とはいえ、自由に過ごせるという期待とワクワクはすごくあった。
「お母さんとお父さんは月曜日の朝に出発するから。ちょうど月葉が出る頃に一緒に出るわ。」
やっぱり、強がってたのかもしれない。
結構1人になるのって心細いな、と思いながら電車に乗った。
学校に着いてからは普通に接して、帰る時も普通だったけど、その後が非常事態だった。