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01『罰ゲームから始まった』
とある高校。
伊賀日向は、友達からの罰ゲームで隣のクラスの柳真夏にドッキリで告白するはめになった。
ドッキリでもこれは、嫌な想いするだろうなと日向は、3年3組と書かれた教室に着いて、柳真夏を呼び出す。
「柳真夏さん、いる?」
呼びかけると、一際、バカ明るい声が返ってきた。
「はいはいはーい!私!私が柳真夏です!」
ビシッと自衛隊の敬礼のように決めた。
「(こいつが、柳真夏?嘘だろう)」
日向は、げんなりした。
見た目は、可愛いが、性格は、もっと大人しいと思ったからだ。
「あ、あの。僕と付き合ってください!」
シーーーーーーーン
「(おい!全員の沈黙、キツイって!おかんに叱られる時の空気みてぇでちょーキツイんですけど!頼む!断ってくれ!まじで!)」
日向は、心の中で何度もフラれたい一心だった。
次の瞬間
「マジ?!うち、告られたの初めて!やばーい!いいよ!」
「よっしゃあ!柳と伊賀、カップルせいりーつ
!」
「ひゅーひゅー!婚約会見!婚約会見!」
「ちょっ、これ、罰ゲーム」
「柳、おめでとう!伊賀、まぢカッケェ!」
誰も罰ゲームという単語を聞いてない。
誰も日向の話聞いてないのだ。
「(こいつら、バカなのか?3組だけバカの集まりなのか?)」
「伊賀くん、柳のどこ好きになったんですか?笑」
教科書丸めてマイクに見立てた男子1名が話を振る。
「えっと・・・・元気で明るいとこ・・・・かな。ははは」
「意外!伊賀くんは、むっつりスケベって噂があったんですが、それ、なんでしたの?」
誰だよ!俺の嘘の噂流した犯人は!
「柳さん!今のお気持ちはいかがですか?」
「はい!すっごい嬉しいです!例えるなら、幻のネッシーを見つけた気もちです!」
どんな例えだよ!もっとあるだろ!ホームラン打ったような気もちとか!
「なんだよ、それ!柳、最高!」
3組には、バカウケだ。
ああ、このクラス、柳(=こいつ)の明るさに伝染されてるんだ。
日向は、一気に3組のテンションについていけなかった。
交流は、あったがあまり関わらない方が身のためと思ってたからだ。
「スマホでの撮影は、お控えください!はい、そこ!動画撮影しない!」
「増田くん、撮って!あとで真夏のスマホに送って!」
「写真撮るな!動画撮るな!拡散しようとするな!どさくさに紛れて、腕に引っ付くな!」
「ぷぎゃー!」
日向は、まとめてツッコんでひっついた真夏を引き剥がした。
「なんでー!日向くん、真夏たちカップルなのに」
「カップルちゃうわ!」
「ツンデレ?」
「もっとちゃうわ!」
「どぼー!」
日向は、真夏にチョップをお見舞いした。
昼休み終わる時間が迫ってきた。
「以上、柳真夏と伊賀日向の婚約会見でした!」
「勝手に婚約させるな!」
日向は、ずっと司会仕切ってた男子にチョップお見舞いして、自分のクラスに帰った。
まともなやついないのか!と叫びたくなった。
3年1組
「おかえり!3組賑やかだったな!」
「お前、結局カップル成立になったんだな。ウケる!」
クラスメイトの小田と相澤が爆笑してる。
「誰だよ。俺がむっつりスケベと嘘の噂流したの!名乗り出たら、許してやる。」
「それ、俺だわ。」
「貴様か!」
「いってー!名乗り出たら許してやるって言ったのに!閻魔様に舌を抜かれるぞ!」
「気が変わった!やっぱり相澤、てめぇか!」
3組の連中なんかずっと伊賀日向=スケベのイメージでいたんだぞ!
誤解とくの疲れた。
放課後、日向は、いつも通り親友たちと帰ろうとした。
「日向くーん!」
「げっ。この背筋が凍って、覇気を吸い取られるような気配は!」
「カップルって言えば、一緒にラブラブに帰るんだよ!」
柳真夏(=俺の天敵)だーーーーーーー!!!!!
「早速、彼女ちゃん登場だ!」
「ちがーーーーーーう!」
真夏は、走ってくる。日向の脳内では、某有名なホラー映画のBGMが再生された。
「来るなーーー!今日、塾があるんだ!(嘘)」
「じゃあ、そこまで行こうよ!」
「いや、お前ん家どっち何だ?」
「東北東方面だよ!」
・・・・・・・。
「恵方の方角じゃなくて、家の住所だ!」
日向は、チョップをお見舞いし、再び家の方角聞いた。
「3丁目でず~。」
まだ痛むのか?涙目になりながら、指さした。
「じゃあ、真反対だな。気をつけて帰れ。シーユーグッバイ!また明日!」
「あー!日向くーん!」
日向は、走って反対方面へ言った。
「じゃあ、柳さん、また明日!」
「じゃあね!」
小田と相澤は、走って、日向を追いかけた。
1人になった真夏は
「思ってたカップルとちがう!」
グラウンドど真ん中で叫んだのだった。
ーーーーーーーーーー
翌日
日向は、学校の玄関で履き替えてると
「ひゅーがきゅん!」
「ぎゃあああ!」
びっくりして、叫んだので、他学年から冷たい視線。同学年から冷ややかな視線に日向は、一気に恥ずかしくなった。
「びっくりするな!急に声かけるな!日向きゅんは、やめろ!」
情報量が多いツッコミに小田と相澤から拍手が送られた。嬉しくねぇ~~。
「漫画で見たの。こういうシチュエーション、私、夢だったの!」
「俺からしたら、心臓悪いからやめろ!」
日向は、迷惑でしかななかった。
「今日、昼、一緒に食べましょ!私、料理得意なの。意外でしょ。えへ」
「いや、普通」
「日向くん、きっつ~!」
「早く教室行けよ。朝から体育なんだ」
「今日、古典の教科書、忘れちゃって、日向きゅん、貸して」
かわいくウィンクして、おねだりする真夏に日向は、思わず
「同じクラスの連中に見せてもらえ!あて日向きゅんって3組の連中の前で呼ぶのやめろ!」
と数学の教科書丸めて制裁放った。
「ぷぎゃーーーー!!!!」
ーーーーーーーーーー
3組
「おはよう。日向きゅんの奥様!」
さっそく日向きゅんと呼ぶ男子1名発見。
本人いたら、ブチ切れ確定だろう。
「古典の教科書忘れたって言ったら、貸してくれなかった。」
「旦那冷たい!」
「冷たくないし、あと旦那はやめろ!今日、1組は、古典ないし」
「あ。日向きゅん!」
「日向きゅんは、やめろ!司会バカ!」
バシン!と叩き「なんで~!」と叫んだ。
「昨日、散々婚約会見とか勝手に開いて仕切っただろう!じゃあ、俺、体育だから行くな。」
日向は、グラウンドへ言った。
ーーーーーーーーーー
真夏は、仲良い女子生徒手紙で日向について盛り上がった。
先生は、気づいてない。
「真夏、よかったね!」
「ミキちゃん、ありがとう!」
「日向くん、誘って、パーティーやろう」
きゃっきゃっしてると、出席簿で頭叩かれた。
「どびゃ!」
「柳、彼氏は、いいが古典にも注目しなさい」
「はーい。」
チラッと外見ると日向がくすくす笑った。
絶対、日向に出席簿で頭叩かれるのは、見た。
「日向きゅんにだけ見られなくなかったなぁ。」
真夏は、ミキに教科書見せて貰いながら、密かに担任の似顔絵書いて、クラスメイトに見せたら、大爆笑だった。
今日こそ日向きゅんと家まで帰りたいと願った真夏なのだった。
伊賀日向は、友達からの罰ゲームで隣のクラスの柳真夏にドッキリで告白するはめになった。
ドッキリでもこれは、嫌な想いするだろうなと日向は、3年3組と書かれた教室に着いて、柳真夏を呼び出す。
「柳真夏さん、いる?」
呼びかけると、一際、バカ明るい声が返ってきた。
「はいはいはーい!私!私が柳真夏です!」
ビシッと自衛隊の敬礼のように決めた。
「(こいつが、柳真夏?嘘だろう)」
日向は、げんなりした。
見た目は、可愛いが、性格は、もっと大人しいと思ったからだ。
「あ、あの。僕と付き合ってください!」
シーーーーーーーン
「(おい!全員の沈黙、キツイって!おかんに叱られる時の空気みてぇでちょーキツイんですけど!頼む!断ってくれ!まじで!)」
日向は、心の中で何度もフラれたい一心だった。
次の瞬間
「マジ?!うち、告られたの初めて!やばーい!いいよ!」
「よっしゃあ!柳と伊賀、カップルせいりーつ
!」
「ひゅーひゅー!婚約会見!婚約会見!」
「ちょっ、これ、罰ゲーム」
「柳、おめでとう!伊賀、まぢカッケェ!」
誰も罰ゲームという単語を聞いてない。
誰も日向の話聞いてないのだ。
「(こいつら、バカなのか?3組だけバカの集まりなのか?)」
「伊賀くん、柳のどこ好きになったんですか?笑」
教科書丸めてマイクに見立てた男子1名が話を振る。
「えっと・・・・元気で明るいとこ・・・・かな。ははは」
「意外!伊賀くんは、むっつりスケベって噂があったんですが、それ、なんでしたの?」
誰だよ!俺の嘘の噂流した犯人は!
「柳さん!今のお気持ちはいかがですか?」
「はい!すっごい嬉しいです!例えるなら、幻のネッシーを見つけた気もちです!」
どんな例えだよ!もっとあるだろ!ホームラン打ったような気もちとか!
「なんだよ、それ!柳、最高!」
3組には、バカウケだ。
ああ、このクラス、柳(=こいつ)の明るさに伝染されてるんだ。
日向は、一気に3組のテンションについていけなかった。
交流は、あったがあまり関わらない方が身のためと思ってたからだ。
「スマホでの撮影は、お控えください!はい、そこ!動画撮影しない!」
「増田くん、撮って!あとで真夏のスマホに送って!」
「写真撮るな!動画撮るな!拡散しようとするな!どさくさに紛れて、腕に引っ付くな!」
「ぷぎゃー!」
日向は、まとめてツッコんでひっついた真夏を引き剥がした。
「なんでー!日向くん、真夏たちカップルなのに」
「カップルちゃうわ!」
「ツンデレ?」
「もっとちゃうわ!」
「どぼー!」
日向は、真夏にチョップをお見舞いした。
昼休み終わる時間が迫ってきた。
「以上、柳真夏と伊賀日向の婚約会見でした!」
「勝手に婚約させるな!」
日向は、ずっと司会仕切ってた男子にチョップお見舞いして、自分のクラスに帰った。
まともなやついないのか!と叫びたくなった。
3年1組
「おかえり!3組賑やかだったな!」
「お前、結局カップル成立になったんだな。ウケる!」
クラスメイトの小田と相澤が爆笑してる。
「誰だよ。俺がむっつりスケベと嘘の噂流したの!名乗り出たら、許してやる。」
「それ、俺だわ。」
「貴様か!」
「いってー!名乗り出たら許してやるって言ったのに!閻魔様に舌を抜かれるぞ!」
「気が変わった!やっぱり相澤、てめぇか!」
3組の連中なんかずっと伊賀日向=スケベのイメージでいたんだぞ!
誤解とくの疲れた。
放課後、日向は、いつも通り親友たちと帰ろうとした。
「日向くーん!」
「げっ。この背筋が凍って、覇気を吸い取られるような気配は!」
「カップルって言えば、一緒にラブラブに帰るんだよ!」
柳真夏(=俺の天敵)だーーーーーーー!!!!!
「早速、彼女ちゃん登場だ!」
「ちがーーーーーーう!」
真夏は、走ってくる。日向の脳内では、某有名なホラー映画のBGMが再生された。
「来るなーーー!今日、塾があるんだ!(嘘)」
「じゃあ、そこまで行こうよ!」
「いや、お前ん家どっち何だ?」
「東北東方面だよ!」
・・・・・・・。
「恵方の方角じゃなくて、家の住所だ!」
日向は、チョップをお見舞いし、再び家の方角聞いた。
「3丁目でず~。」
まだ痛むのか?涙目になりながら、指さした。
「じゃあ、真反対だな。気をつけて帰れ。シーユーグッバイ!また明日!」
「あー!日向くーん!」
日向は、走って反対方面へ言った。
「じゃあ、柳さん、また明日!」
「じゃあね!」
小田と相澤は、走って、日向を追いかけた。
1人になった真夏は
「思ってたカップルとちがう!」
グラウンドど真ん中で叫んだのだった。
ーーーーーーーーーー
翌日
日向は、学校の玄関で履き替えてると
「ひゅーがきゅん!」
「ぎゃあああ!」
びっくりして、叫んだので、他学年から冷たい視線。同学年から冷ややかな視線に日向は、一気に恥ずかしくなった。
「びっくりするな!急に声かけるな!日向きゅんは、やめろ!」
情報量が多いツッコミに小田と相澤から拍手が送られた。嬉しくねぇ~~。
「漫画で見たの。こういうシチュエーション、私、夢だったの!」
「俺からしたら、心臓悪いからやめろ!」
日向は、迷惑でしかななかった。
「今日、昼、一緒に食べましょ!私、料理得意なの。意外でしょ。えへ」
「いや、普通」
「日向くん、きっつ~!」
「早く教室行けよ。朝から体育なんだ」
「今日、古典の教科書、忘れちゃって、日向きゅん、貸して」
かわいくウィンクして、おねだりする真夏に日向は、思わず
「同じクラスの連中に見せてもらえ!あて日向きゅんって3組の連中の前で呼ぶのやめろ!」
と数学の教科書丸めて制裁放った。
「ぷぎゃーーーー!!!!」
ーーーーーーーーーー
3組
「おはよう。日向きゅんの奥様!」
さっそく日向きゅんと呼ぶ男子1名発見。
本人いたら、ブチ切れ確定だろう。
「古典の教科書忘れたって言ったら、貸してくれなかった。」
「旦那冷たい!」
「冷たくないし、あと旦那はやめろ!今日、1組は、古典ないし」
「あ。日向きゅん!」
「日向きゅんは、やめろ!司会バカ!」
バシン!と叩き「なんで~!」と叫んだ。
「昨日、散々婚約会見とか勝手に開いて仕切っただろう!じゃあ、俺、体育だから行くな。」
日向は、グラウンドへ言った。
ーーーーーーーーーー
真夏は、仲良い女子生徒手紙で日向について盛り上がった。
先生は、気づいてない。
「真夏、よかったね!」
「ミキちゃん、ありがとう!」
「日向くん、誘って、パーティーやろう」
きゃっきゃっしてると、出席簿で頭叩かれた。
「どびゃ!」
「柳、彼氏は、いいが古典にも注目しなさい」
「はーい。」
チラッと外見ると日向がくすくす笑った。
絶対、日向に出席簿で頭叩かれるのは、見た。
「日向きゅんにだけ見られなくなかったなぁ。」
真夏は、ミキに教科書見せて貰いながら、密かに担任の似顔絵書いて、クラスメイトに見せたら、大爆笑だった。
今日こそ日向きゅんと家まで帰りたいと願った真夏なのだった。
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