超イケメン男子たちと、ナイショで同居することになりました!?
モテるルームメイト

翌日。ついに入学式の日!
二年と三年は休校日って聞いたけど、キッチンに行くと遊馬先輩が制服を着て牛乳を飲んでいた。その向かいには、遊馬先輩とは違う制服を着て、ご飯を食べる氷上先輩の姿。ご飯の上には、私が作ったカレーが乗っている。

「おはよう、千里さん。カレーいただいてるよ。昨日は生徒会の仕事で夜遅くに帰ったから、食べ損ねちゃった。とっても美味しいよ」

どうりで昨日、先輩の姿を見なかったわけだ。でも氷上先輩は生徒会長だもんね。そりゃ忙しいよ。

「お口にあって良かったです!お二人共、今日は休校のはずですよね?」

まだ眠いのか、半目で遊馬先輩が答える。

「その通り~。本来なら休校なんだけど、俺って副会長だから。案内係とかさ、色々な雑用があっちゃうわけ~」
「俺は生徒会長だから、入学式に出席しないといけないんだ。せっかくだから翼くんの晴れ姿を見てくるね」
「晴れ姿?」

すると廊下から、何やらブツブツ呟く声が聞こえる。白石くんだ。

「おはよう、白石くん。何を読んでいるの?」
「新入生代表の挨拶」
「えぇ⁉」

新入生代表って、試験で首位突破しないと与えられない、名誉な地位だよね⁉

「し、ししし……!?」
「まさか俺が?って思ったのか。失礼な奴」
「だって!」

すると、またもや廊下からバタンと音がする。やって来たのは、白石くんと同じようにブツブツ呟く四条くん。この流れって、まさか⁉
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