超イケメン男子たちと、ナイショで同居することになりました!?
「俺の部屋におかしがあるから、持ってきてもいい?」
「それは助かるけど……珍しいね、葵くんがおかしを買うなんて」
「ひなると食べようと思っていたけど……コソコソするなって言われたから」
罰の悪い顔をすると、紫温さんが「ハハ」と俺の背中を叩いた。けっこう痛い。
「君のそういう素直なところ、俺は好きだよ。俺も正々堂々いどむから、お互い体育祭がんばろうね」
「……うん。じゃあ持ってくる」
そうして突然に始まったおかしパーティ。おかし好きのひなるは、アイスがなくてもご機嫌で。「太っちゃうよ~」と言いながら、ハムスターのようにモリモリ食べていた。その姿に皆が熱い視線を向けていたのは、もちろん内緒。
*side葵 end*