超イケメン男子たちと、ナイショで同居することになりました!?
本気を出し始めたイケメンたち

二校の合同会議が終わり、やっとホッとしたのもつかの間。

「ひなる!今日、学校まで、その……」
「翼くん、おはよう。一緒に学校行く?」
「お、おう!」

前は「どうせ校門までだろ」と言っていた翼くんが、一緒に登校しようと誘ってくれたり。

「ひなるちゃん、朝ごはんにフレンチトースト作ったんだけど食べる?」
「わぁ、いただきます!でも紫温先輩の分がありませんよ?」
「かなり失敗しちゃって……その一枚が、唯一おいしく出来たんだ。良ければ、ひなるちゃんに食べてほしいな」

いつも穏やかな紫温先輩が、たまに焦ったり照れたりして。

「ひなちゃん!今日の昼休み、会議お疲れパーティしよう!」
「遊馬先輩、近いです!それにパーティーなんて。淀橋先輩が許さないですよ」
「生徒会の皆がボイコットをやめて、今日から復帰してくれるんだって!だから淀橋くんも機嫌がいいんだ。ってわけで昼休み、生徒会室で待ってるね~!」

前から軽いスキンシップがあったものの、最近は一段と遊馬先輩との(物理的な)距離が近くなったり。

「俺も昼休み行く。七海さんとひなるだけじゃ心配だし」
「でも葵くん、パーティするだけだよ?」
「ダメ。俺と二人でいくこと。いいね?」
(最近は毎日お昼休み寝てるのに、大丈夫かな?)

もともと優しかった葵くんが、前よりもっと優しくなったり。いっそ優しいを通り越して、過保護だったり。
そんな皆の変化にソワソワしちゃって、なんだか寮で落ち着かない日々。体育祭の話を振ると、皆そろって対抗心をむき出しにしてるし。
< 82 / 114 >

この作品をシェア

pagetop