梅雨の雫

#1 始まりの雨

「梅雨入りしました。」と朝のニュースで流れた日

私は、雨が降る前の匂いで目を覚ました。

憂鬱な気持ちを抑えながら学校に向かった…

退屈な古典の授業、先生が言ったことを真面目にノートを書き写しながら、ただ時間が過ぎるのを待った。


すると、いきなりザーッと雨が強く降り出す音が聞こえて

授業に集中出来ていない私は思わず外を見てしまう。



その後もずっと、授業の間、強く降る雨をボーっと見つめてた…






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