梅雨の雫
『好きって言われて嬉しかったけど、先生のことを、幸せにできるのは私じゃないと思った。』

子どもの私は、先生に追いつくことなんてない。


そして、いつか先生の立場を脅かしてしまうかもしれない。

ずっと、ずっと…先生を好きになってから考えてた。

「広瀬。」

堀くんはあの時みたいに頭を優しく撫でてくれた。


そしたら、もっともっと涙が出た。








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