梅雨の雫
花火も段々終わりに近づいてきて、また携帯がなった。

「見なくていいの?」

優しい堀くんは、すぐに声をかけてくれる。

でもきっと、心配される…

だから…

「中学生の時の友達から。先生、来年の春に結婚式挙げるんだって。」

心配されないように、なるべく軽い言葉で伝えた。





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