君のスガタ
 メンバー全員で両手を広げて言ってから、歌を歌う先輩・どこから出してきたのかクラッカーまで用意していた。

 一年生達は唖然として、見ていた。

 それはそうだ、こんなの見たら驚くに決まってる。

「ありがとう。これからも頑張っていくので、どうぞよろしくお願いします」

 柳暗先生はメンバー部員達に深々とお礼した。

 メンバー全員も元気よく、よろしくお願いしますといつもより大きい声で柳暗先生に言う。

「よし、じゃあ今日も始めようか。おーい、一年生。びっくりしただろう。俺が誕生日の時だけ、あんなことやってる。驚くことはもうないと思うから、安心してな。今日も頑張るぞ」

 柳暗先生は口を開いて、少し微笑んでから声を発した。

 バレー部員と一年生達は返事をして、一人ずつ動いた。

「今日もレシーブとパスの練習していくからね」

バレー部の部長は部員達に伝える。

 私達は二組になり、レシーブとパスの役割を交代しながら、めぐみと行う。

「一年生びっくりしてたね」

「まぁ、そりゃそうだよ。あんな光景この部活だけだし。まぁ、プレゼント渡さないだけいいかな」
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