君のスガタ
「あの子。左側にいるテニスをしている男子。ほら、見てよ。ボサボサ髪だけど、ほら、顔見てよ。あの顔でテニスうまいんだって。イケメンだし、なんでもできるんだろうね。高校三年生で人気者なんだって」
クラスメイトはキラキラした瞳でテニスをしている男子を見ていた。
話を聞いて、そんなイケメンなのかと窓を覗いてみると、そこには昨日見かけた壁打ちを一人でしていた男子だった。
あの男子。
人気者なんだな、やっぱり。違うんだよね、オーラが私とは大違いだ。
ふぅーと息を吐いたけど、まだ胸の中にわだかまりがチクリと針が刺さったかのように痛くてもがゆい。
私は席に戻ろうとした時に男友達のきよしが目の前にいた。
きよしは黒髪で目がきつくて、人とコミュニケーションを取っている所を見たことがない。
身長は一七〇㎝あり、何気になにも話さなくても存在自体は目立っている。
「おはよう」
私は声をかけたが、顔だけ礼をして自分の席に座った。
いつものことだからいいけど、あれで友達いるのかな。
クラスにもいないのに。
今日は反応してくれたから、ご機嫌はいいのか。
私は一人で悶々と考えて、私も席に戻った。
クラスメイトはキラキラした瞳でテニスをしている男子を見ていた。
話を聞いて、そんなイケメンなのかと窓を覗いてみると、そこには昨日見かけた壁打ちを一人でしていた男子だった。
あの男子。
人気者なんだな、やっぱり。違うんだよね、オーラが私とは大違いだ。
ふぅーと息を吐いたけど、まだ胸の中にわだかまりがチクリと針が刺さったかのように痛くてもがゆい。
私は席に戻ろうとした時に男友達のきよしが目の前にいた。
きよしは黒髪で目がきつくて、人とコミュニケーションを取っている所を見たことがない。
身長は一七〇㎝あり、何気になにも話さなくても存在自体は目立っている。
「おはよう」
私は声をかけたが、顔だけ礼をして自分の席に座った。
いつものことだからいいけど、あれで友達いるのかな。
クラスにもいないのに。
今日は反応してくれたから、ご機嫌はいいのか。
私は一人で悶々と考えて、私も席に戻った。