浮気されて振られたが、ハーフイケメン外科医に溺愛されています。
浮気されて振られたが、ハーフイケメン外科医に溺愛されました。
私は一体、何を目撃してしまったのだろうか?
北澤緋色は母子家庭だったが短大を卒業してからは、県内の総合病院で事務として就職。医務局の担当事務になって七年目。
そこで知り合った1人の医師と交際していた。
彼の名前は小嶋賢一郎。32歳の内科医。
同じ職場という事もあり、自然と仲良くなって交際をスタートして5年目。
だけど、仕事が同じだと周りが気を使うから内緒がいいと彼の方から言われた。
緋色自身もからかわれるのは苦手だったから、その案を受け入れた。それが、そもそもの間違いだったのかもしれない。
賢一郎とは最近夜勤続きで疲れたからとプライベートで会えない日が続いた。
それでも、そろそろ結婚の話が出ていてもいい頃だ。
そんな中、たまたま仕事が残ってしまい朝早くから休日出勤に出る事になってしまった。私はデスクに座りパソコンで医師の出勤簿の確認とスケジュールの調整をしていると別の医師に声をかけられる。
「北澤さん。小嶋先生を見なかった?」
「いいえ、見ていませんが。用があるなら携帯で呼びますけど?」
「昨日当直だったから、まだ寝ているのかな? まぁ、後でいいよ」
「分かりました」
そう言ったが、腕時計を見ると8時だ。緋色も用事があったので院内の携帯電話にかけてみた。しかし繋がらない。
せっかく同じ日に出勤しているのだから近くの喫茶店で一緒にご飯でもと思ったのに。まだ寝ているのなら起こしに行ってみようかな。
そう思って部署を出ると宿直室に向かった。いくつか部屋があり、そこで仮眠が出来るようになっている。
角を曲がると、あるモノが目に入った。内科の新人看護師・大沼柚香だ。
北澤緋色は母子家庭だったが短大を卒業してからは、県内の総合病院で事務として就職。医務局の担当事務になって七年目。
そこで知り合った1人の医師と交際していた。
彼の名前は小嶋賢一郎。32歳の内科医。
同じ職場という事もあり、自然と仲良くなって交際をスタートして5年目。
だけど、仕事が同じだと周りが気を使うから内緒がいいと彼の方から言われた。
緋色自身もからかわれるのは苦手だったから、その案を受け入れた。それが、そもそもの間違いだったのかもしれない。
賢一郎とは最近夜勤続きで疲れたからとプライベートで会えない日が続いた。
それでも、そろそろ結婚の話が出ていてもいい頃だ。
そんな中、たまたま仕事が残ってしまい朝早くから休日出勤に出る事になってしまった。私はデスクに座りパソコンで医師の出勤簿の確認とスケジュールの調整をしていると別の医師に声をかけられる。
「北澤さん。小嶋先生を見なかった?」
「いいえ、見ていませんが。用があるなら携帯で呼びますけど?」
「昨日当直だったから、まだ寝ているのかな? まぁ、後でいいよ」
「分かりました」
そう言ったが、腕時計を見ると8時だ。緋色も用事があったので院内の携帯電話にかけてみた。しかし繋がらない。
せっかく同じ日に出勤しているのだから近くの喫茶店で一緒にご飯でもと思ったのに。まだ寝ているのなら起こしに行ってみようかな。
そう思って部署を出ると宿直室に向かった。いくつか部屋があり、そこで仮眠が出来るようになっている。
角を曲がると、あるモノが目に入った。内科の新人看護師・大沼柚香だ。
< 1 / 28 >