浮気されて振られたが、ハーフイケメン外科医に溺愛されています。
まだ入社して1年目なのだが、とにかくやる事が遅いと他の看護師から聞いていた。
その上に若くて見た目が可愛いのを利用して医師に色目を使うので困っていた。
そんな彼女が当直室の部屋から出てきた。しかも内科医師専用の部屋から。
(えっ? どういうこと!?)
続けて賢一郎が部屋から出てきた。緋色は動揺しながらも、隠れて様子を伺う事にした。すると二人はキスをしていた。
「あ~ん、離れたくない。もっと賢一郎さんと一緒に居たいのに、これから勤務とか最悪~」
「仕方がないよ。君は看護師なんだから」
「またそんな事を言って。早く賢一郎さんと同棲したい。ねぇ、いつになったら彼女と別れるの?」
「もうすぐだから待ってて。様子を見て別れを切り出すから」
「え~そんなに待てな~い」
慶一郎と甘ったるい声で話す柚香の会話を聞いていた緋色はショックを受けた。
この2人は浮気をしていただけでも許せないのに、別れまで切り出そうとするなんて。段々と怒りがこみ上げてきてガタガタと震えてくる。
(何で……どうして!?)
我慢が出来なくなって2人の前に出ていく。そうしたら慶一郎がギョッとした顔でこちらを見てきた。まさか、見られるとは思わなかったのかもしれない。
だが、同じ職場で働いている以上は見られる場合もあるはずなのに、この男は甘く考えていたのだろう。
「ま、待て。緋色……これには訳が。話し合おう」
必死に言い訳を考える慶一郎の頬を思いっきり平手打ちをした。薄暗く、静かな廊下はバンッと大きな音が鳴り響いた。
それだけではない。緋色は柚香にも同じく平手打ちをした。
その上に若くて見た目が可愛いのを利用して医師に色目を使うので困っていた。
そんな彼女が当直室の部屋から出てきた。しかも内科医師専用の部屋から。
(えっ? どういうこと!?)
続けて賢一郎が部屋から出てきた。緋色は動揺しながらも、隠れて様子を伺う事にした。すると二人はキスをしていた。
「あ~ん、離れたくない。もっと賢一郎さんと一緒に居たいのに、これから勤務とか最悪~」
「仕方がないよ。君は看護師なんだから」
「またそんな事を言って。早く賢一郎さんと同棲したい。ねぇ、いつになったら彼女と別れるの?」
「もうすぐだから待ってて。様子を見て別れを切り出すから」
「え~そんなに待てな~い」
慶一郎と甘ったるい声で話す柚香の会話を聞いていた緋色はショックを受けた。
この2人は浮気をしていただけでも許せないのに、別れまで切り出そうとするなんて。段々と怒りがこみ上げてきてガタガタと震えてくる。
(何で……どうして!?)
我慢が出来なくなって2人の前に出ていく。そうしたら慶一郎がギョッとした顔でこちらを見てきた。まさか、見られるとは思わなかったのかもしれない。
だが、同じ職場で働いている以上は見られる場合もあるはずなのに、この男は甘く考えていたのだろう。
「ま、待て。緋色……これには訳が。話し合おう」
必死に言い訳を考える慶一郎の頬を思いっきり平手打ちをした。薄暗く、静かな廊下はバンッと大きな音が鳴り響いた。
それだけではない。緋色は柚香にも同じく平手打ちをした。