愛する秘書さん、そろそろ大団円といきますか
知らなかった。そういえば、最近SNSへの投稿が減っていた。この1週間はまったく見かけなかったかも。でも大した病気じゃないなら良かったわ。
「愛茉、車で来てくれたの?」
「あ、うん。社の車を借りてきたの。大型スーツケース3つとなると、そのほうがいいかと思って」
「そっか。……蒼典どうする?」
「あー俺は……悪い、ちょっと寄るところがあるんだ」
なぜか照れくさそうな兄の姿を見てピンときた。このまま彼女さんの所へ行くつもりなんだ。
そうよね、3か月ぶりの帰国なんだもの。早く会いたいわよね。
「そっか。わかった。じゃあ暉くんだけマンションまで送るわ。あ、ご実家のほうがいい?」
久しぶりの日本だ。ご両親も一人息子の帰りを待ち構えているかもしれない。
「いや、どうせ明日になれば社で会うんだ。今日はうちでゆっくりするよ」
そうして兄は空港バス乗り場のほうへ消えていった。
「愛茉、車で来てくれたの?」
「あ、うん。社の車を借りてきたの。大型スーツケース3つとなると、そのほうがいいかと思って」
「そっか。……蒼典どうする?」
「あー俺は……悪い、ちょっと寄るところがあるんだ」
なぜか照れくさそうな兄の姿を見てピンときた。このまま彼女さんの所へ行くつもりなんだ。
そうよね、3か月ぶりの帰国なんだもの。早く会いたいわよね。
「そっか。わかった。じゃあ暉くんだけマンションまで送るわ。あ、ご実家のほうがいい?」
久しぶりの日本だ。ご両親も一人息子の帰りを待ち構えているかもしれない。
「いや、どうせ明日になれば社で会うんだ。今日はうちでゆっくりするよ」
そうして兄は空港バス乗り場のほうへ消えていった。