永遠の片想い
「それより一本、お願い」
「未成年にはやれないよ」
「わたしダブってるから、今年20歳なんだよ」
「嘘つけ! どう見ても16、7ぐらいにしか見えないぞ、それにたとえ本当に20歳になっていても制服姿の女子高生にはあげられないよ、俺がお巡りさんに叱られる」
悪気もなく、直ぐに舌をペロって出して嘘だと認めた、
「ケチ! いいじゃない」
「そういう問題じゃなくて、君が本当に吸ってもいい年齢ならあげるって言ってるの」
今度はプイって横を向いて頬を膨らませやがった、
その仕草も、娘とそっくりだ、、
「ねえ、その煙草、キャビンだよね」
「はいっ? よく知ってるなー、ひょっとして常習か?」
「お父さんも同じの吸ってたから、そんなに美味しいのかなーって思ってさ」