同僚に研究と彼氏を盗られて田舎で鉱物カフェしていたら出会った、溺愛とろあま御曹司
ベッドの上で「愛してる」を何度も言いあって心と体を結びあった。
しっとりとした肌を撫でて、倍も撫で返されて。
心地よさにもがいて腕をかくと、シーツの海を泳ぐよう。
こんなに気持ちいいのに、時折、涼晴さんはじっと私を見下ろして、焦らす。
それで体を反ってねだる私に、彼は甘い唇を落とす。
「涼晴さんが、大すき」
とろとろと溶かされて、うわごとのように「愛してる」を口にした。
朦朧とする私を、涼晴さんは嬉しそうにかき抱いた。
◇
あれから、世田さんは盗用の事実が広まって、研究所を辞めたそう。
致命的な汚名だ。研究者としての彼女は抹殺されたといっていい。
私の方は、涼晴さんからの勧誘を受け、彼の傘下の研究部門で研究の道に戻った。
もちろん、鉱物カフェだって大切にやってる。
土日祝だけの営業になっちゃったけど、鉱物カフェ『インクルージョン』は満席。
カウンターには私と、涼晴さんの二人。
それでも手が足りないから、花世ちゃんにもバイトしてもらってる。
この賑わいは、涼晴さんの美貌の威力もある気がするけど、やっぱり、うちの人気ナンバーワンドリンクのおかげでしょ。
しっとりとした肌を撫でて、倍も撫で返されて。
心地よさにもがいて腕をかくと、シーツの海を泳ぐよう。
こんなに気持ちいいのに、時折、涼晴さんはじっと私を見下ろして、焦らす。
それで体を反ってねだる私に、彼は甘い唇を落とす。
「涼晴さんが、大すき」
とろとろと溶かされて、うわごとのように「愛してる」を口にした。
朦朧とする私を、涼晴さんは嬉しそうにかき抱いた。
◇
あれから、世田さんは盗用の事実が広まって、研究所を辞めたそう。
致命的な汚名だ。研究者としての彼女は抹殺されたといっていい。
私の方は、涼晴さんからの勧誘を受け、彼の傘下の研究部門で研究の道に戻った。
もちろん、鉱物カフェだって大切にやってる。
土日祝だけの営業になっちゃったけど、鉱物カフェ『インクルージョン』は満席。
カウンターには私と、涼晴さんの二人。
それでも手が足りないから、花世ちゃんにもバイトしてもらってる。
この賑わいは、涼晴さんの美貌の威力もある気がするけど、やっぱり、うちの人気ナンバーワンドリンクのおかげでしょ。