悪女は果てない愛に抱かれる
愛か、欲か


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なんとかふたりで課題を終わらせて、平和に月曜日がやってきた。


安哉くんと仲直りできたし。

安哉くんのおかげで、数学の課題もばっちり。


これで授業中に当てられても大丈夫。というか、むしろ当ててほしいまである。


そういうわけで、本日の気分は最高に清々しかった。



「今井、おはよ」

「あっ、遥世くんおはようっ!」

「……っ」


清々しすぎて、自分でもびっくりするくらい弾んだ声が出てしまう。



「今井どうした、今日明るすぎないか」

「えっ……ごめん。……ちょっとテンションがおかしかったかも」


「いや全然いいけど。てかそっちのが好き。……で、なんか嬉しいことでもあったわけ?」

「嬉しいこと……そうだね、数学の課題を全部やれたこと、かなあ?」



ノートを取り出して、じゃーんと遥世くんに見せるも、返ってきたのは微妙な反応。

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