二週間後の偽装彼氏~義兄の兄に溺愛?されています~
「お疲れ様でした。フィッティングの具合を拝見いたします」
すぐ店員が近寄ってきて、美璃とドレスの様子を見はじめた。
メジャーを手に、ウエストやバスト周りといったあたりを、ささっと見て、手元の端末に入力している。
(なるほど、これがセミオーダーってこと……)
ドレス本体を選んで、調整してくれるのだろう。
もしくは同じ型の新品を用意して、そちらで直してくれるとか。
感心してしまった美璃だった。
「美璃ちゃん、とっても似合うよ」
そこへ颯士も近付いてきた。
やわらかな笑みで褒められて、美璃の胸はまたしても高鳴ってしまう。
こんな、愛おしそうに褒められてしまっては。
「そ、そうで……しょうか?」
返事ははにかんだ。
慣れない格好なのも、褒められるのも、くすぐったい。
「もちろん。さ、じゃあ次はこれを着けてくれ」
颯士はさらりと肯定し、横を示した。
美璃がそちらを見ると、いつの間にか計測を終えていた店員がトレイを手にしている。
布張りのそれには、ゴールドのアクセサリーが何点か乗っていた。
すぐ店員が近寄ってきて、美璃とドレスの様子を見はじめた。
メジャーを手に、ウエストやバスト周りといったあたりを、ささっと見て、手元の端末に入力している。
(なるほど、これがセミオーダーってこと……)
ドレス本体を選んで、調整してくれるのだろう。
もしくは同じ型の新品を用意して、そちらで直してくれるとか。
感心してしまった美璃だった。
「美璃ちゃん、とっても似合うよ」
そこへ颯士も近付いてきた。
やわらかな笑みで褒められて、美璃の胸はまたしても高鳴ってしまう。
こんな、愛おしそうに褒められてしまっては。
「そ、そうで……しょうか?」
返事ははにかんだ。
慣れない格好なのも、褒められるのも、くすぐったい。
「もちろん。さ、じゃあ次はこれを着けてくれ」
颯士はさらりと肯定し、横を示した。
美璃がそちらを見ると、いつの間にか計測を終えていた店員がトレイを手にしている。
布張りのそれには、ゴールドのアクセサリーが何点か乗っていた。