二週間後の偽装彼氏~義兄の兄に溺愛?されています~
「いよいよだね」
会場へ向かう車の中で、颯士が切り出した。
ヘアサロンの前まで迎えに来て、美璃が出ていったらすぐ車で拾ってくれたのだ。
パーティーはお昼から。
今から向かったらちょうどいい時間だ。
「うん。今日はよろしくお願いします」
助手席に座った美璃は、丁寧に挨拶する。
それには「こちらこそ」とやはり丁寧に返されたけれど、重要だったのは、その次だった。
「今日の美璃、とっても綺麗だ。きっと美璃に似合うと思って選んだけど、想像以上だよ」
信号で停まった間、颯士がこちらを見て、感嘆の声と表情で褒めてくれる。
美璃は途端に照れてしまった。
颯士ならこう言って、褒めてくれるとわかっていたけれど、実際にそうされれば、照れと喜びがたっぷり胸に溢れてくる。
会場へ向かう車の中で、颯士が切り出した。
ヘアサロンの前まで迎えに来て、美璃が出ていったらすぐ車で拾ってくれたのだ。
パーティーはお昼から。
今から向かったらちょうどいい時間だ。
「うん。今日はよろしくお願いします」
助手席に座った美璃は、丁寧に挨拶する。
それには「こちらこそ」とやはり丁寧に返されたけれど、重要だったのは、その次だった。
「今日の美璃、とっても綺麗だ。きっと美璃に似合うと思って選んだけど、想像以上だよ」
信号で停まった間、颯士がこちらを見て、感嘆の声と表情で褒めてくれる。
美璃は途端に照れてしまった。
颯士ならこう言って、褒めてくれるとわかっていたけれど、実際にそうされれば、照れと喜びがたっぷり胸に溢れてくる。