二週間後の偽装彼氏~義兄の兄に溺愛?されています~
やがて会場のホテルに着いた。
もちろん高級ホテルであるそこのエントランスで美璃を下ろしてくれて、颯士は地下へと車を入れに行った。
先にロビーへ入っているように言われたので、美璃は中へ入る。
館内は美しかった。
豪華なテーブルや椅子が並び、花や調度品が美しいバランスで飾られている。
こんな高級な場所で婚約パーティーなんてできるのは、きっと麻耶の家が、それなりのお金持ちだからだろう。
(……冬治、下野さんのそういうところにも惹かれた、のかな)
思ってしまい、ちくっと胸が痛んだ。
お金だけが目当てではないのだろうけれど、そういった要素があってもおかしくなさそうだ、とは思ってしまう。
でももう自分にはなんの関係もない。
自分はただ、冬治の『知り合い』で、麻耶の同僚として、お祝いするだけだ。
もちろん高級ホテルであるそこのエントランスで美璃を下ろしてくれて、颯士は地下へと車を入れに行った。
先にロビーへ入っているように言われたので、美璃は中へ入る。
館内は美しかった。
豪華なテーブルや椅子が並び、花や調度品が美しいバランスで飾られている。
こんな高級な場所で婚約パーティーなんてできるのは、きっと麻耶の家が、それなりのお金持ちだからだろう。
(……冬治、下野さんのそういうところにも惹かれた、のかな)
思ってしまい、ちくっと胸が痛んだ。
お金だけが目当てではないのだろうけれど、そういった要素があってもおかしくなさそうだ、とは思ってしまう。
でももう自分にはなんの関係もない。
自分はただ、冬治の『知り合い』で、麻耶の同僚として、お祝いするだけだ。