二週間後の偽装彼氏~義兄の兄に溺愛?されています~
時間も経ち、開場の時間となった。
会場はだいぶ高い階のようだった。
そこまでエレベーターで上がることになる。
「緊張してる?」
ボタンを押して、エレベーターを待つ間、颯士が美璃に聞いてきた。
どきっとしながらも、緊張はして当然と言える。
美璃は誤魔化さずに頷いた。
「うん、少しは」
素直に答えた美璃に、颯士は困ったように笑った。
「そうだよな。当然か」
そのまま肯定してくれる。
エレベーターは数秒でやってきて、二人で乗り込んだ。
颯士が会場の階のボタンを押す。
エレベーターの扉が閉まり、するすると上へ向かって動き出した。
「大丈夫だよ、美璃」
動き出してすぐ、颯士が言った。
美璃はそちらを振り向く。
見上げる形になった。
会場はだいぶ高い階のようだった。
そこまでエレベーターで上がることになる。
「緊張してる?」
ボタンを押して、エレベーターを待つ間、颯士が美璃に聞いてきた。
どきっとしながらも、緊張はして当然と言える。
美璃は誤魔化さずに頷いた。
「うん、少しは」
素直に答えた美璃に、颯士は困ったように笑った。
「そうだよな。当然か」
そのまま肯定してくれる。
エレベーターは数秒でやってきて、二人で乗り込んだ。
颯士が会場の階のボタンを押す。
エレベーターの扉が閉まり、するすると上へ向かって動き出した。
「大丈夫だよ、美璃」
動き出してすぐ、颯士が言った。
美璃はそちらを振り向く。
見上げる形になった。